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バリアフリーへの旅 文・masa
タロさんは普通の人

突然、取材記者をやることに決まった私は、当然、タロさんのことを何も知りません。そこで、取材をするにあたって、横浜BayWaveの過去の記事をはじめ、タロさん自身が書いた日記など、いろいろなものを読みあさりました。もちろん、1人の障害者に関することを、ここまで読んだりしたことは初めてです。そして、私がタロさんに対して持った印象は、嬉しいことに喜び、悲しいことに悲しみ、悩んだり、センチメンタルになったり、「普通の人と同じ」なんだ、というものでした。タロさんもみんなにそう思って欲しいと思っているだろうし、みんなもそう思うようになることが、バリアフリーであるということなのだと感じました。タロさんがやっていることは、確かにすごいことなのですが、「障害者がやるからすごいんだ」と考えるのは、バリアなのだと思うのです。しかし、同じ障害者の方々にとっては、「障害者がやるから」勇気づけられることは確かだと思います。
江尻真樹(えじりまさき)
横浜市金沢区在住。
シンプル、純粋、透明をキーワードに、
「人がくつろぐ空間」を考える。
海と猫と、小田和正を愛する27歳。
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