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バリアフリーへの旅 文・masa
初取材の朝

完走セレモニーは13時開始の予定。当日、初取材への緊張から、結局眠れないままに朝を迎えた私は、自室を出て、リビングの窓から外を眺めた。空は吸い込まれるような青さで、まるでタロさんの完走を祝うかのような晴天であった。

7時頃、何か連絡はないかと、パソコンでメールをチェック。すると、事前に打ち合わせをするので、9時に京急の能見台駅に集合とあった。11時に現地に集まればいいと耳にしていた私は、慌てて準備をし、余裕を持って、8時過ぎに家を出た。家から能見台駅までは、30分もかからない。

集合時間20分前に能見台駅に着くと、眠い頭を懸命に起こしながら、取材を前にして書いた文章を読み、自分の考えをまとめようとする。9時ちょうどになっても誰も来る様子が無いので、誰がここに集まるのかも知らない私は、ちょっと不安になってくる。電話をかけてみようかと思ったちょうどその時、森田さんの姿が改札の向こうに見えた。集まったのは、木下さんと森田さん。森田さんから、木下さんは、今回ビデオカメラを担当する方ですという、紹介を受ける。

その後、横浜BayWaveの橋本さんのお店であるおそば屋さん、「谷津坂屋」に向かい、撮影場所や、必要な映像などについて、打ち合わせを行った。その後、ちょっと早いかもしれないが、早めに現地に向かう。
江尻真樹(えじりまさき)
横浜市金沢区在住。
シンプル、純粋、透明をキーワードに、
「人がくつろぐ空間」を考える。
海と猫と、小田和正を愛する27歳。
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