魯迅の学んだ部屋 -
no-ichi 2003/06/30(Mon) 20:11
No.388 仙台会議の続きです。
今、仙台では東北大学の再編成がまちづくりの大きな問題となっています。
市街地にあるキャンパスを青葉山に統合しようと計画しています。
その時は市街地にあるキャンパス用地の処分が必要になります。
しかし、大学の内部には戦災にあった仙台市にとって残された貴重な近代建築があり、その保存運動をしている市民団体もあります。
写真は魯迅が学んだという、木造の階段教室です。
外来者から見ると何とも雑然としたキャンパスですが、市民はどのような選択をしていくのか、興味深い話題でした。
牛タン -
no-ichi 2003/07/01(Tue) 19:04
No.389 今仙台の名物は牛タンです。笹カマボコではありません。
会議の前が自由行動で、4人で昼食を食べることにしました。
目指すは人気NO.1の牛タンです。
しかし、11時40分頃なのにすでに列が出来ていました。
並んで食べるが嫌いな私は反対しましたが、やはり並ぶ店の方がおいしいという3人の意見で並びました。前から2人が会議のメンバーです。
店の中はかなり広く、料理もすぐに出てきますので、結構回転の速い店です。
料理は牛タンのセットか牛タンとその他というシンプルなメニューです。
麦飯とテールスープのついた定食はかなりのボリュームがあり、みんな満足の昼飯でした。料金は消費税外で1000円です。
日本都市問題会議仙台集会 -
no-ichi 2003/07/03(Thu) 18:04
No.390 最後に仙台集会の私の感想を書きます。
テーマは仙台市のアイデンティーとは、だったと思います。手元に資料がないので、感じたことを書きます。
私の今までの仙台の評価は広瀬川から東にまとまったコンパクトでわかりやすい都市、という印象でしたが、以外に市街地が大きくスプロールして拡大していました。会議でも意見の中心はスプロールした開発を捨てコンパクトシティをつくるべき、ということでした。この課題はどこの地方都市も避けてとおれないテーマです。拡大から縮小均衡の世界をつくるプロセスが市民の納得いくものか、難しい仕事ですね。
仙台は杜の都という明快なコンセプトがあります。緑の空間を創設し維持することは重要ですが、建物の景観が緑にふさわしくなければ、まちのコンセプトはあまり意味がないような気がしました。
コメンテーターからも発言がありましたが、マンションの建設はまちの景観を相当破壊しています。京都や鎌倉までの規制は必要とないと思いますが、杜の都にふさわしい景観条例が必要だと思います。
後は高齢者の問題です。高齢者施設は都心につくるべきです。老人と若者が交流して豊かな社会が形成されるはずです。高齢者にとっては移動手段がかなりの比重を占めています。地下鉄に限定せず路面電車の見直しなど、本当に高齢者や障害者に優しいまちを目指すのならば、階段を使わずに移動出来るシステムを考えるのが重要な課題だと考えます。
写真はホテルで開催された仙台集会の模様です。